去年某期的日文翻譯作業..老師批改完成..
ランドセル 書包
入学式(にゅうがくしき)を数(すう)日(じ)後(つご)に控(ひか)えたアキラが、買(か)ってもらったばかりのランドセルを背負(せお)って、朝(あさ)からそわそわしていた。
等待數日後參加入學式的小明,背著剛買給他的書包,從早上就心神不定。
「ねえママ、おそとに行(い)ってくるよ」
「喂,媽媽,我去外面一下喔。」
玄関(げんかん)のドアを開(あ)けるたびに、原(はら)さんは大急(おおいそ)ぎで引(ひ)き止(と)めた。頬(ほほ)をふくらますアキラに、
每次玄關的門一打開,原太太就急急忙忙的制止。對著鼓起臉頰的小明說,
「もうちょっとだから、我慢(がまん)しなさい」
「請稍微再忍耐一下」
言(い)いながら、お向(む)かいの窓(まど)をそっと窺(うかが)った。向(む)かいの家(いえ)は、カーテンの揺(ゆ)れる気配(けはい)もなかった。原(はら)さんはアキラを家(うち)のなかへと追(お)い立(た)てながら、切(せつ)ない溜(た)め息(いき)をついた。
一邊說,一邊偷偷地窺視了對面的窗戶。對面家的窗簾沒有搖曳的樣子。原太太把小明趕回家裡,難過的嘆氣著。
狭(せま)い私道(しどう)を挟(はさ)んで、同(おな)じような造(つく)りの、建売住宅(たてうりじゅうたく)が六軒並(ろっけんなら)んでいる。–ここに入居(にゅうきょ)したのは、アキラがお腹(はら)にいたときだった。たまたま、お向(む)かいでもお腹(はら)が大(おお)きくて、若(わか)い主婦同士(しゅふどうし)は直(す)ぐ親(した)しくなった。入院(にゅういん)した病院(びょういん)も同(おな)じで、たった五(いつ)日(か)違(ちが)いの出(しゅっ)産(さん)だった。
挾著狹窄的私人修建的道路,建造了六間並排、房屋構造相同的出售住宅。–遷入這裡的時候,是肚裡懷著小明時期。碰巧,對面的鄰居也因懷孕而大肚子,年輕的主婦們馬上親近了。住院的醫院也同一家,生產日只差五天。
お向(む)かいに生(う)まれたのは元気(げんき)な女(おんな)の子(こ)で、
「サチコはアキラちゃんより五日(いつか)も年上(としうえ)なんだから、お姉(ねえ)さんらしくしなくちゃね」
お向(む)かいのママは、よく冗談(じょうだん)に言(い)った。
對面生的是很有元氣的女孩子,
「因為幸子比小明大五天,所以就要表現得像個姐姐的樣子喲。」對面的媽媽常常開玩笑的這麼說著。
二組(ふたくみ)の母子(ぼし)はいつも誘(さそ)い合(あ)って近所(きんじょ)の小公園(しょうこうえん)に遊(あそ)びに行(い)ったし、買(か)い物(もの)も一緒(いっしょ)にだった。
這二對母子平時互相邀請一起去附近的小公園遊玩,也一起去買東西。
やがて幼(おさな)い二人(ふたり)は手(て)をつないで、幼稚園(ようちえん)の送迎(そうげい)バスに乗(の)るようになつた。大柄(おおがら)なサチコちゃんはお姉(ねえ)さんぶって、しきりに小(こ)柄(がら)なアキラの面(めん)倒(どう)を見(み)たがった。
不久年幼的二人手牽著手,搭乘幼稚園的接送巴士去上幼稚園了。大個子的幸子像姊姊那樣,很喜歡熱心的照顧小個子的小明。
お向(む)かいの母子(ぼし)が突然(とつぜん)の不幸(ふこう)に襲(おそ)われたのは半年前(はんとしまえ)である。サチコちゃんが車(くるま)に跳(は)ねられたのだ。–いつものように誘(さそ)い合(あ)って街(まち)へ買(か)い物(もの)にでかけたとき、サチコちゃんとママが先(さき)に横断歩道(おうだんほどう)を渡(わた)った。数歩違(すうほちが)いで信号(しんごう)が橙色(だいだいいろ)になり、アキラと原(はら)さんは残(のこ)された。
半年前,對面的母子突然的遭遇到不幸,幸子被汽車撞到。–像平時一樣地互相邀請一起去街上買東西的時候,幸子和媽媽先穿越過人行道。由於差了幾歩,紅綠燈變成橙黃色,小明和原太太被留在原地。
ところが、あと少(すこ)しで渡(わた)り切(き)ろうとしていたサチコちゃんが、いきなりママの手(て)を振(ふ)り切(き)って駆(か)け戻(もど)ってきたのだ。信号(しんごう)がかわって車(くるま)が一斉(いっせい)に発進(はっしん)したところだつた。サチコちゃんは、ひとたまりもなく跳(は)ね上(あ)げられた。
然而,後來差一點就要橫越完馬路的幸子不知為何,突然甩開媽媽的手跑回來。不巧是,紅綠燈信號轉換,車輛同時一齊出發時,幸子一下子就被車撞了。
なぜサチコちゃんが駆(か)け戻(もど)ったのかわからない。後(うし)ろに来(き)ているとばかり思(おも)った、アキラが対岸(たいがん)に残(のこ)されていたので、とっさにそばへ来(こ)ようとしなのだろうか。
不明白為何幸子要跑回來。是不是一直以為跟在後頭來的小明卻被留在馬路另一端,突然想要來小明的旁邊嗎?
「サチコちゃんは面倒見(めんどうみ)のいい子(こ)だから、アキラのそばにいてくれようとしたのね」
「幸子是很會照顧人的好孩子,所以是想要跑回來陪在小明旁邊的吧。」
原(はら)さんは、そう言(い)って涙(なみだ)にくれた。
原太太這麼說著,悲痛欲絕。
サチコちゃんが亡(な)くなった後(あと)、お向(む)かいのママをめったに見(み)かけなくなった。
幸子死了之後,很少看見對面的媽媽了。
「わたしとアキラに会(あ)うのが嫌(いや)なのね」
「大概見到我和小明會不愉快吧」
原(はら)さんは、ずっと胸(むね)を痛(いた)めつづけていた。
原太太的胸口一直持續疼痛著。
「ほんとなら、……サチコちゃんも一緒(いっしょ)に入学式(にゅうがくしき)を迎(むか)えるはずだったんですもの」
「本來如果沒有發生不幸的話,幸子也是必定一起迎接入學式的呀……」
ランドセルを背負(せお)ったアキラを見(み)たら、きっと辛(つら)い思(おも)いをするだろう。–いずれ毎日目(まいにちめ)につくことになるが、せめてはしゃぎまわるアキラを見(み)せないようにしなければ。
對面的太太如果看見背著書包的小明,心裡一定會覺得很難過吧。–反正將來早晚每天都看得到,可是非做到儘量不要讓對方看到樂得活蹦亂跳的小明不可。
「サチコちゃんのママ、見(み)てよう。……ほら、ランドセルだよう」
「幸子的媽媽,請看!……瞧,是書包喔。」
アキラの叫(さけ)び声(ごえ)が庭(にわ)のほうから聞(き)こえたのは、昼御飯(ひるごはん)の支度(したく)をしているときだった。
聽到從庭院傳來小明的喊叫聲,那是正在準備做中飯的時候。
原(はら)さんは、慌(あわ)ててキッチンを飛(と)び出(だ)した。アキラが向(む)かいの家(いえ)へ背中(せなか)を見(み)せていた。
原太太慌慌張張的跑出廚房。小明正在給對面的家(太太)看他背後背的書包。
「アキラ、よしなさい」
「小明,不可以!」
叱(しか)りながらお向(む)かいを見(み)ると、サチコちゃんのママが窓(まど)から微笑(ほほえ)んで手(て)を振(ふ)っていた。
邊責備小明,邊看對面,幸子的媽媽正從窗戶裡微笑搖著手。
「おめでとう、アキラちゃん。……サチコの分(ぶん)も、いっぱいお勉強(べんきょう)してね」
「恭喜,小明……請連同幸子的份,也充分的學習唷。」
「はあい」
「好的!」
アキラは自分(じぶん)のランドセルを誰(だれ)よりも先(さき)にサチコちゃんのママに見(み)せたかったのだ、と原(はら)さんはようやく気(き)がついた。
小明很想把自己的書包比誰都先給幸子的媽媽看,原太太總算弄清楚小明的心意了。
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